2007年07月08日

「椎間板ヘルニアは痛みの原因ではない」 と考える根拠

○1

「原因と結果の取り違い」
 腰椎椎間板ヘルニアに関する「原因と結果」についてお話ししますと「腰椎椎間板ヘルニアを起こした原因」というものがあって、その結果「腰椎椎間板ヘルニアという症状」が発生したということ。

「腰椎椎間板ヘルニアを起こした原因」とは、筋肉の強張りのアンバランスによる体の歪みによって、椎間板や脊椎(背骨)の一定の場所に 負荷がかかり、結果として、椎間板がはみ出すような事態に陥ったこと。

 だから「ヘルニアは結果であって原因ではない。」と考えます。ですから、ヘルニアを腰痛の原因と考えるのは考えが浅いように思います。

 私的には、今言った、「筋肉の強張りのアンバランス」でさえ、本当の原因というには見方が浅いと思っているぐらいです。

 ということは「筋肉の強張りのアンバランス」を生み出した原因というものがあるからです。これについては別の機会に書きます。

 「腰椎椎間板ヘルニアが、腰痛の原因ではない。」と考える根拠
○2

椎間板ヘルニアそのものが必ずしも痛みの直接の原因ともなり、得ない例もあるようだからです。
 私が行った施術の例でも「椎間板ヘルニアです。」と言って来られた方に施術を行い

症状が改善した後にもう一度レントゲンを撮ったら、まだ椎間板ヘルニアは出たままだったということがありました。

 また、私が施術を行って歪みが改善し「椎間板ヘルニアが元に戻った」のに、腰痛が残り
結局強張った筋肉を完全に緩めることで症状が改善したということもありました。

 医学的には「はみ出した椎間板が神経根を圧迫して痛みを発生させる」という見方が一般的のようですが、私の個人的見解では?が付きます。

 アメリカの統計などで、上記したように手術した例としなかった例で比較しても、5年後ぐらいには症状の改善度合いに差がなかった。
というものがありますが、それには私の仮説が当てはまるのでは、と思っています。

 それに椎間板ヘルニアが発生した時というのは、背骨と椎間板を覆っている靱帯を突き破ったり、傷つけたりするので、その箇所に炎症が起こりその炎症が神経を刺激して痛みを出します。

 傷は時間が経てば塞がるので炎症の沈静化と共に激しい痛みは軽減します。

その後に残る痛みは鈍痛ですが、これは筋肉などの過緊張が引き起こしているものです。

 これを手技療法などで緩めたり、それによって引き起こっている歪みを矯正したりすれば、痛みは解消されていきます。
 その場合にも私が経験したように「ヘルニアは出たまま」という例が、結構多いのではないか、と思っています。
posted by 院長 at 16:02 | Comment(0) | TrackBack(160) | 日記

2007年07月06日

 現代人は、まさに多くを貪るがきである。

 100年前から、いや50年前から比べれば現代人の生活はお貴族様の生活だ。きれいな衣装を着て、高級車に乗って、自分の欲しいまま美味しいものを食べている。
 
 日本に住んでいて世界中の食べ物で手に入らないものはないだろう。それにもかかわらず、あれがいい、これが欲しいと現代人の欲は尽きない

 確かに自分の中に餓鬼はいる。この餓鬼の意のままにしておけば、やがて自分の体と精神は蝕まれ取り返しのつかない事態となる。ではどうすればよいのか。現代人の心の病の治療方法はあるのだろうか。

 立派な車には立派なブレーキがついていて、安全のために車のハンドルには遊び(余裕のための少しのブレ)が必要なのだそうだ。

現代人の生活は、たとえてみれば高級車と同じで、ちょっとアクセルを踏めばスピードが出る。
 乗りごこちはいいが、乗り方次第では非常に危険だ。必要以上の機能が装備されているためである。スピードが出る車にはそれなりの優れたブレーキが必要だ。ブレーキなしでは車は役に立たない。

 そのブレーキは私たち現代人の生活では何にあたるのか。自制心だけでだいじょうぶなのか。
 「死んだお母さんに申し訳ない。お母さんを悲しませることはできない」これが私たちのブレーキだ。そこまでいかなくても、日ごろ私たちは、お母さんに喜んでもらえるような家庭を築きたいと思っているし、母の願いにそうような生活をしているのではないだろうか。

お母さんという存在は有り難いものである。今は亡きお母さんでも自分と共にあって、たいせつなブレーキになってくれているのだ。

心の中に共に生きてくれているのだ。ここに宗教の原点があるのではないか。

 ハンドルの遊びは何に当たるのだろうか。食事をいただくのにガツガツと食べるのではなく、手を合わせて「いただきます」という余裕。

 ムヵッと腹が立ったときに「オットマテヨ」と自分を振り返る余裕。

悪口をいいたくなるとき、そのまま悪口を自分で呑み込む余裕。いってみればそのような余裕だろう。これは感謝の生活で養われる。
 
 現代人特有の病の治療方法はそんなに難しくはない。自我心という名の自分の車で、貪りの心を追いかけるのだけはやめにしたい。

はんにゃの会 法話より
posted by 院長 at 18:06 | Comment(0) | TrackBack(1) | 日記

2007年07月03日

〜「出会いを生かせば道は開ける」〜

中村文昭さんって知ってますか?

昭和44年に三重県で生まれ、現在は「有限会社クロフネカンパニー」代表取締役。

「耕せにっぽん!」プロジェクトで引きこもり、ニートの若者たちと夏は北海道、冬は沖縄を耕されています。

実は、中村文昭さんの講演会のお知らせなんですが、


商売の全ては出会いから広がってゆく独特のコミュニケーション、サービスはアイデア満載です。
夢をもつことの大切さ、不可能を可能に変えるのは自分の心構え次第だということを押し付けがましくなく、私たちに気づかせてくれます。


過去の講演をCDで聞いてましたが、とても面白く飽きのこない話し方をされます。
ぜひ、大人の方、あるいはお子様にもぜひ、聞いてほしいと思っております。

中村文昭さんの旅日記ブログです。
   ↓    ↓
http://fumiaki.exblog.jp/

講演会の場所・日時は下記のとおりです。


日時  2007年7月31日(火) 18:30開場(19:00〜20:30)

場所  佐賀県立女性センター アバンセホール(どんどんどんの森)

入場料  大人1,000円 高校生以下500円


入場券は、つかはら施術院・光岡内科消化器科医院(大和町)・装衣工楓(唐人町)等で販売しております。
みなさん、よろしくお願いします(^^)
posted by 院長 at 10:09 | Comment(2) | TrackBack(0) | お知らせ