2008年01月27日

【 新谷弘実先生ってどんなヒト?】

新谷弘実先生は、世界で初めて大腸内視鏡によるポリープ切除に成功された、日米を代表する胃腸内視鏡外科医です。

医師になって45年間、一度も病気になったことがないばかりか、これまで30万例以上の大腸がんなどの患者さんを診てきて、一枚も死亡診断書を書いたことがないそうです!

新谷先生の書かれた「病気にならない生き方」では、副題を「ミラクル・エンザイム(酵素)が寿命を決める」としています。

体内のエンザイムは一つの働きしかしないため5千種以上存在し、必要に応じて体内で生産されるといわれていますが、それぞれのエンザイムは、どのようなエンザイムにもなれる可能性を持った原型となるエンザイムから必要に応じて作り替えられ、その原型が「ミラクル・エンザイム」というわけです。

ミラクル・エンザイム(≒潜在酵素)を使い切ったときが、私たちの寿命の尽きるときだといい、豊富な臨床結果から、「健康な人の胃腸は美しく、不健康な人の胃腸は美しくない」と結論しています。

そうした胃相、腸相にもっとも大きな影響を与えるのが「食歴」と「生活習慣」だといいます。

とくに、乳製品や肉食は、腸相を悪くする張本人で、
がんになりやすい食習慣とのこと。
また、がんの種類に関係なく、どんながん患者も例外なく腸相が悪いと新谷先生は指摘します。

そして抗がん剤でがんが治らないのは、体内に入った時に大量の活性酸素を出し、生命の素であるミラクル・エンザイムを大量に消費させるからだといいます。

【 よい食物と悪い食物 】

新谷食事健康法では、基本的に、エンザイムを多く含む食物を「よい食物」、エンザイムが少ない、またはなくなってしまっている食物を「悪い食物」だとしています。

ミネラルをたくさん含んだ肥えた土地で、化学肥料や農薬を使わずに育てられたものを、収穫してすぐに食べるということが理想的。

こうした新鮮な食材は、「酸化していない」といえるわけで、一般的にそのまま「エンザイムが多い」ということにもなります。

が、もうひとつ大切なことは、「エンザイムは熱に弱い」ということ。

煮たり焼いたりして調理すればするほど、エンザイムは失われることになります。

甲田光雄先生が、「生野菜は温野菜よりもはるかにキレがある」とおっしゃる所以でもあります。

【 新谷式食事健康常識! 】

新谷先生は、「」に関して次のように注意を呼びかけています。

1.マーガリンほど体に悪い油はない

 「私の食養生」でも取り上げましたが、マーガリンやショートニングはもともと溶剤抽出法で抽出されたトランス脂肪酸を含んだ油であり、水素を添加して飽和脂肪酸に作り変えています。これほど体に悪い油はないといいます。


2.体に良いといわれる不飽和脂肪酸(オリーブオイルなどの植物性油)であっても、人工的に圧搾して作った油はあまり勧められない

 油はどんなものでも空気に触れればすぐに酸化を始めるため、できるだけ調理には油を使わないほうがいいとのこと。DHAやEPAは、むしろ青魚などを食べて摂取すればよいといいます。


3.市販の牛乳は「錆びた脂」

 搾り立ての牛乳には、人の体に良い成分も多いのですが、市販するために加工される過程で「よいもの」がすべて失われてしまうとか。かき回して均等化すると乳脂肪は酸化して過酸化脂質になってしまい、また高温殺菌することでエンザイムは完全に失われてしまいます。


4.人間より体温の高い動物の肉は血を汚す

 牛、豚、鶏などの人間よりも高い体温の動物の脂は、体温の低い人間の体内に入るとベタッと固まってしまい、血液をドロドロにして、いろいろな病気の原因となります。体温の低い魚の脂は体の中で固まらないので、動物性タンパク質は「肉」より「魚」でとったほうが、人の体にははるかによいのです。


5.白米は死んだ食べ物

 白米には「ぬか」と「胚芽」がないため発芽することが出来ず、栄養素の大半が失われた状態にあります。発芽できる玄米は生命力を秘めた「生きた食物」ですが、死んでいる白米はもちろんエンザイムも少なく、「悪い食べ物」だということになります。
  
ただし、どんなに「よい食物」であっても、どれほど「必要不可欠」な栄養素であっても、過剰摂取は健康を害する原因となるといいます。
posted by 院長 at 11:12 | Comment(2) | TrackBack(2) | 健康情報!

2008年01月26日

足先が冷たくなっていたり、だるくないですか?

 夜になると足やふくらはぎのむくみがひどいのでは?

 血液やリンパの流れが滞っているようでは、下半身痩せ、脚やせは絶望的です!

 筋肉にたまったままの疲労物質をおしだし血行をいっきに改善するには、圧迫法がいちばん。

 でも、この季節はバンデージではなく、手のひらをつかった圧迫法がいいですね。


やりかたは簡単。

いすにすわって片あしをもう一方の脚の太ももにのせ(片あしだけあぐらを組むかんじ)かさねあわせた両手のひらで押すようにします。

足首からひざまで、下から上にむけて、少しずつずらしながら圧迫していってくださね。

 上半身のおもさを手のひらにかけながら、押していくようにするといいですね。


 所要時間は片あし1分。

 ふくらはぎの内側にあるヒラメ筋が圧迫されると、滞っている静脈血やリンパ液のながれがよくなって、むくみや冷え、脚のつかれも改善してくれます。

 もっちろん、足首、ふくらはぎ、太ももまで、ちゃ〜んとサイズダウンします。

 ピンポイントのツボ押しは副交感神経を刺激して、安静時の代謝をひくくしてしまうけど
、手のひらで圧迫するふくらぎ圧迫法だと、筋肉中の血行をよくして代謝がアップします。


 左右の脚を1分ずつ1時間に1回、1日6回を12日間つづければ、なんと〜〜っ!
 安静時の代謝が12%もアップ!
つまり、ヤセやすくもなるってことです!!

 ふくらはぎ圧迫法は飛行機に長時間のるときも、応用するといいですね。

 かかとをシートにあげ、片ひざをたて、ふくらはぎの筋肉を両手のひらではさんで、3秒間ギュ〜ッと圧迫。

 足首からはじめて、すこしずつ、ふくらはぎ上部に移動するように。

これだけでむくみや脚のだるさがスッキリ。

静脈の血流がアップするので、エコノミー症候群予防にもなりますよ!
posted by 院長 at 11:13 | Comment(0) | TrackBack(13) | 健康情報!

2008年01月21日

私たちが日常的に使用しているシャンプー、リンス、歯磨き粉、化粧品、洗濯・台所・浴室用など各種洗剤、シェービングクリームなど私たちの日常生活にはかかせない洗剤です。

洗浄力の強いもの、香りのよいもの、長期間変質しないものなど大変使いやすく作られています。

しかし、これらは私たちの体にとって安全なのでしょうか、環境には影響はないのでしょうか。

近年、これらのほとんどの製品に含まれる「合成界面活性剤」と呼ばれる有害な成分が、人体に毒性を
もたらし、環境汚染の一因として重大な問題になっています。


合成界面活性剤を含む製品

・シャンプー・リンス
・ムース・ワックス等の整髪料
・シェービングクリーム
・歯磨き粉 ・ハンドソープ
・浴用せっけん・ボディソープ
・化粧品
・各種洗剤(洗濯・台所・浴室用等)
などなど…


界面活性剤は、通常では分離している水と油を混ぜ合わせるための物質をいいます。
水と油が混ざると白くなるので、乳化剤とも呼ばれます。
強い乳化剤を使用すれば、品質の安定した化粧品などが出来、油汚れがよく落ちる洗浄剤を作ることが出来ます。

かつて界面活性剤は植物や動物から抽出したものでした。
しかし近年、石油から抽出した合成界面活性剤が主となり環境、人に重大な悪影響を及ぼしています。

なぜ合成界面活性剤を止めて、天然の界面活性剤にしないのでしょうか?

合成界面活性剤は、非常に有害であるにもかかわらず、前述のように日用品のほとんどの製品に使用されています。
その理由としては、製品の原価を極めて安くすることができる、および たとえ有害でも現行の国の基準では
合法的に製品化できることなどが挙げられます。現在、使用が許可されている合成界面活性剤の種類は200種類を超えています。

結局はコストなんですね。洗浄力に優れ、油と良く混ざる石油から作られる合成界面活性剤を
使うほうが企業としては儲かる訳です。消費者・環境のことは、考えていない!


ちょっと実験

用意する物  ・ボディソープ  ・食塩  ・小皿

1.ボディソープを小皿に少し入れます。
2.そこに多めの食塩を混ぜます。
3.少しそのまま置きます。かき回すと反応が早いです。

さて、どうなりましたか? 固まりましたか? それとも液状のままですか?
もし固まるようでしたら、それは石油成分がたっぷり含まれているのです。
石油成分と塩の成分が反応して、塩化ビニールになって固まるのです。

少し考えてみてください。
私たちの体から分泌される“汗”には、少なからず塩分が含まれています。
ボディソープなどで体を洗っている時、この実験と同じように皮膚上で
固まっていると考えられます。

人体への影響

合成界面活性剤は、浸透力が強く、皮膚などからたやすく侵入し、血管内に入り、体内を巡り、蓄積されます。
特に肝臓や生殖器に悪影響をあたえます。
  ※女性の場合、子宮にも蓄積し、家系に無いのにアトピー性皮膚炎・アレルギー・喘息
   の子供が生まれる原因になると云われています。
   最近では、精液中の精子の数の減少など精巣障害との関連性も指摘されています。


蛋白質変性作用があり内臓障害、皮膚障害を起こし、体内の酵素の働きを阻害し、発ガン物質と出会うと
相乗効果により発ガン率がぐんと上がります。


 【シャンプー・リンス】

  一般に店頭で売られているシャンプー・リンスのほとんどは、合成界面活性剤が入っている
  いわゆる「合成シャンプー」「合成リンス」です。
  「植物性」「弱酸性」「アミノ酸系」などと、いかにも体に優しそうに聞こえますが、
  髪にいい成分はほ〜んのわずかで、あとは合成界面活性剤で増量しているのです。

  毛髪・頭皮に良いわけありません、悪影響を与えます。
  女性は男性に比べてハゲにくいのですが、最近、30〜40代の女性でも薄くなっている方が多く見受けられる
  ようになりました。これも「合成シャンプー」「合成リンス」の影響が原因のひとつと考えられます。

   合成シャンプーによる障害

   合成界面活性剤の強い浸透力で、ほかの多くの添加物も皮膚内に入り込みます。

   皮膚障害はもちろん、体内を巡り内臓にまで障害を引き起こす可能性があります。

   フケ・抜け毛・薄毛・ハゲなどの原因のひとつといわれています。

   合成リンスによる障害

   合成リンスの中身には、洗濯の仕上げに使う柔軟剤と同じ合成界面活性剤が入っています。
   これは合成シャンプーに使われているものより、毒性が強力です。(殺菌剤・帯電防止剤として使われる)
   リンスは十分すすぎをしない人が多いので、頭皮・毛髪にこの毒性の強い成分や

   香料など他の添加物が残留し、皮膚障害を引き起こします。
   皮膚内に侵入し、体内を巡り、内臓にまで障害を引き起こす可能性があります。


  シャンプー、特にリンスを使用する場合は、十分すぎるほどすすぎましょう。
  
  リンス・イン・シャンプー(リンスとシャンプーが一体になっている)は、問題ありです。
  使うのはやめましょう。一緒にするために安定剤として様々な添加物が含まれています。
  それだけ体への危険性が高いでしょう。直ちに止めることをお薦めします。

 【歯磨き粉】

  「口の中で使うものだから、さすがに安心だろう・・・。」 とんでもありませんっ!

  一般の歯磨き剤にも合成界面活性剤が含まれています。「薬用」とうたっている歯磨き剤にも入っています。

  そして、口の中の粘膜は皮膚の13倍の体内への吸収力があるので、合成界面活性剤などの化学物質が
  たやすく侵入してしまいます。その後はやはり、血管内に入り・・・内臓に蓄積です。


  さらに、注意していただきたいのが、子供向けの歯磨き剤です。
  子供向けの歯磨き剤にも、合成界面活性剤はもちろん、さらに、イチゴ味やメロン味などにするために、
  有害な着色料・香料・人口甘味料などが含まれています。子供の場合、間違って飲み込んでしまうことが
  あります。

  歯磨きをした後、食事をすると味が変わったりしていませんか?
  舌には味蕾(みらい)という味を感じる細胞があります。この味蕾が歯磨き剤に含まれる
  合成界面活性剤によって損傷しているのです。
  長期間使用を続けると、味に鈍感になってくると考えられます。

 ※化粧品については次の機会に記載したいと思います。

一般に販売されている台所用・洗濯用・浴室用洗剤などの合成洗剤も使うことで、手指などの皮膚から侵入してします。
これらの合成洗剤は家庭排水として川や海にながされています。しかも合成界面活性剤は生分解されない
(微生物によって分解されない)ため、下水処理施設でも分解されません。合成洗剤を使いつづけるかぎり、
川や海にそのまま流され続けるのです。これらは着実に自然の食物連鎖を壊し、生態系を狂わし、
自然環境を壊しています。そして、それがまた私たちの体内に入るという悪循環が繰り返されているのです。

テレビ・メディアによる過大広告や簡単・便利・使いやすさだけに惑わされず、
私たちや子供たち、未来の地球にも本当に安全なものなのか、選んで使いたいですね。
posted by 院長 at 11:01 | Comment(6) | TrackBack(7) | 健康情報!