2016年12月19日

僕の治療院の多くはぎっくり腰で来院される患者さんが多く、主な原因は内臓下垂が原因でぎっくり腰にならていて8割以上の人のぎっくり腰の原因になっています。

ぎっくり腰のメカニズムについてはまた、後日お話しをいたします。

胃が下がると肩こりになる。

なぜでしょう?


胃の解剖図1.jpg

本来は図のように胃はおへそより上にあります。

胃の解剖図2.jpg

図の右に行くほどかなりしたまで胃が下がっているのがわかりますよね。

こうやって、胃が下がると食道も下に引っ張られます。

ということは、筋肉も下に引っ張られますよね。

そうです。

方の筋肉も引っ張られていきます。

私たちの身体は各臓器や骨、筋肉が別々に存在しているわけではありません。
全体をもってひとつと考えてください。

現代医学では、特定の場所が悪いと判断しそこだけを治そうとします。これを局所治療といいます。

私たちの身体は、各臓器が個別に存在しているわけではありません。

お互いに相互扶助をもって補い合いながら維持しているのです。

局所治療の現代医学と根本治療の東洋医学の違いがここにあるといえるでしょう。


骨格も同じことが言えると思います。

内臓があって、筋肉があって、骨があるわけですから

身体を建物にたとえると、骨盤は基礎、背骨は柱、筋肉は壁、足は基礎を支える杭、頭は屋根。


胃が下がると筋肉が下がります。当然、柱になる背骨が歪んできます。もちろん基礎になる骨盤も
歪み、基礎の骨盤が歪むと足にかかる重心バランスも変わり、股関節や膝に負担がかかります。

胃が下がって、柱が歪んでいるわけだから、屋根(頭)もずれていきますよね。

すると首の骨にも負担がかかっているわけですから、長期間、胃が下がって、身体のバランスが悪い上体でいると、一部分に負担がかかり、首の痛みや肩、あるいは肩甲骨辺りまで、痛くなってくるわけです。

胃が下がったから、これがすべての原因ではないですが、胃を正常な場所まで戻すことでかなり方の痛み首の痛みは軽減いたします。

胃を正常な位置に戻し、筋肉や骨格を整えると、肩の凝り首の痛みなどが改善いたします。


次回は胃下垂から腰痛・ぎっくり腰についてお話しをいたします。


posted by 院長 at 19:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 健康情報!

2015年04月25日

太陽.jpg

いつも夜ふかしばかりして、寝不足が続いていても、「私はなんともなく全然大丈夫だよ。」

周りからは「元気でいいねえ」「羨ましいね」

そんな声が周りから聞こえてきます。

はたして、これは健康なのでしょうか?


東洋医学(中医学)では、「実証」「虚症」という言葉があります。

実証というのは、簡単に言いますと、体力が充実して、生理的機能が亢進した状態をいいます。


玉に虚症は、虚弱で体力がない体質をいう。または機能が低下したり,生理的物質が不足した病的状態のことをいいます。


実証と虚症はどちらがいいのでしょうか?


実は実症も虚症もよくはありません。東洋医学では両方とも病気扱いなんのです。


実証は、睡眠不足など、夜更かしなどが続いたら普通、身体がだるい、きついなど症状が現れないといけないのだが、疲れていることを脳が体に伝達していないことが異常なのです。


虚証は、ことばどおり虚弱体質のことなのですぐおわかりでしょう。

実は虚証の方が案外長生きします。

巨匠の方は、いつも体調がわるいのでかなりの頻度で、病院に行き、検査をしています。

逆に実証の方は、いつも元気で少々のことではへこたれないので、自分自身で元気だからと思い、病院に行かない。結構、重度の症状になって病気が分かることがあります。

いつも元気だからといって、それがいいわけではありません。

普通というのが一番なのです。

普通ってなに?と思いますよね。

普通っていうのは、寝不足したら、だるくてきつい。暴飲暴食したら、胃が痛い。腰が痛いなど、的確に身体に信号がおくられていることをさします。

腰が痛いというのはむしろ正常に脳からの信号を送っているので、ある意味健康な証拠です。

腰が痛い、肩が痛い、胃が痛い、日常生活の無理がたたって症状が現れることなので、普通の体なのです。

症状があらわれたときは、身体をやすめ、いち早くケアをすることをオススメいたします。


posted by 院長 at 00:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | 健康情報!

2014年06月06日

20140518佐賀マスターズ陸上競技大会 015.jpg20140518佐賀マスターズ陸上競技大会 015.jpg

先日、佐賀県高校総体が行われ、母校であるR高校を応援に行きました。

ちょうど、男子走り高跳びが始まっっていて母校のK君の優勝を楽しみにしていました。

ところが、まだ試技を始める前に競技場で身体を動かしているときに異変に気づきました。

K君の状態がよくなく、右肩が下がり、身体が捻れていました。

その他諸々の身体の状態を観察していくと、腎臓が少し弱っていることに気づき、今日は優勝できないな!!

最悪の場合、入賞も厳しいのでは…と思ったくらいです。

実際に1m80から試技を始め、1回でクリアしましたが、身体が起きているので、身体が流れていて、マジで厳しいなと感じました。

予感は的中し、1m85を2回目。1m88を2回目。1m91を3回目。自己ベストの1m94をクリアできず、結果2位となりました。

結果的には状態が悪い中で、ここまできたのは褒めてあげたいと思います。

試合前日の夜は神経が高ぶったのか寝れなかったらしく、寝たのがあさの3:30だったとのことでした。

どんなスポーツでも、僅かな内臓の不調、調整の失敗が勝負を左右します。

内臓の不調は、身体の歪み等に表れます。

まだ、全国大会の望みはあるので、しっかりと身体を作って欲しいですね。
posted by 院長 at 19:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 健康情報!