2008年06月24日

気を信じる、信じないと言う前に、気と言うものがどういうものか知ることが、まず、気功の第一歩です。

 現代では気はどういう意味で使われているでしょうか。


 大気、空気、天気、電気、磁気、湯気、湿気などの自然現象から、気持ち、気のせい、気付く、陽気、気配、殺気、など心の働き、病気、正気、邪気、など病気に関する意味あいなど、一見気とは無関係にこうした言葉が使われているようで、実は気の性質をよく現しています。 
 気は世界を動かしているエネルギーで、生命の源です。又、中国医学では、気とは、この世界にあまねく存在する物質の元となる微細なもの、と定義づけられています。気が集まれば、命になり、気が散ってしまえば、死んでしまうと考えられてきました。人体を構成する最も小さい単位の物質で、エネルギーをもつものといわれています。


 人体の気は、、父母から受けた先天の気と、大気中の酸素と、飲食物から摂取された栄養とによって体内で作り出された後天の気にに分類され、この2つの気が、生命を維持していることになります。その働きによって、意識、感情も生まれ、内臓や器官が活動します。
 体内を循環する気の通路を、経絡といい、経絡上の気の出入り口を、つぼといいます。
 内臓などのコントロールは、気の働きによるもので、病気も、文字どおり、気が病むと器官も悪くなる、ということからきているわけです。気の流れが悪くなると、痛みを感じます。


 気功師の出す気を科学的に分析すると、微電流、静電気、電磁波、磁力線、赤外線、音波、光、などが検出されています。
 手のひらに感じるチリチリした感覚、ピリピリとした感じ、暖かさや、ひんやりした風の通る感覚などで実感することができます。
 気功は、自分自身の気を鍛練するのが基本です。始めた当初は変化がなくても、お湯がある温度になると、沸騰して、湯気に変わるように、効果が現れます。その時まで、続けなければ、気功のよさはわからないのです。自分自身の気が高まれば、コップの水があふれるように、気は流れ、相手の人に対して、治療を行うこともできるようになります。

 

 気の感じ方については、4種類の人に分けられます。気に対してかなり敏感な人は、経絡最敏感型といわれ、古代、経絡があることを、実際に証明する際に、活躍しています。たとえば、数メートルあるいは更に遠くに離れたところからでも、すぐに、気功師の気を感じることができる人です。次に、経絡敏感型の人で、割合近いところから、一定時間気を受けると、反応がある人です。不敏感型の人は、気を受けても、なにも反応のない人です。又、遅延型の人は、何度も外気を受けるうちに、次第に敏感になっていく人です。最敏感型、不敏感型は、少数派で、大部分の人は、敏感型か、遅延型です。外気を受けるのみならず、自分で練功(気功を練習)することによって、遅延型が、敏感型に変わります。

posted by 院長 at 16:44 | Comment(2) | TrackBack(0) | 氣功入門

2008年06月03日

 気功は, 舞踊や動物の姿、形、動きの真似から始まったと言われています。

 遥か昔の事ですから、今となっては、起源については、想像の域を出ないわけですが、おもしろいものであることは確かです。

 古代の巫術と結び付き、まじない、占い、おはらいのたぐいと一緒になって流行し、2000年前には、庶民が健康法として行っていたことが、文献に書かれています。巫女が病気を治すために、使ったりしていたようです。

 仏教がインドから伝わると、ヨガのスタイルが入ってきます。中国の宗教である、道教も盛んになって、次々に新しい流派が生まれてきます。 

 あれもこれも気功で、では、気功とは何か?と言われても、何がなんだかよくわからないというのが実際です。両手を出してもらい、気を送って、”どうですか、何か感じますか?感じたらそれが気です。気功を練習していくと、この気が強く感じるようになります。”と説明することになります。

もっと身近に感じるていることは、気が散る、気が抜ける、気が高ぶる、気を静める、気に食わない、気持ち悪いなど、様々な形で気を感じているのですが、そのことに気づいていないのが実情です。


 

 気功は、中国で数千年前にすでにあった、という記録が残されています。時代が下がり、宗教的な性質をおびたり、礼儀や、伝統を重んじてきた時代もあった気功。弟子から弟子へと秘伝されてきた気功も、現代は気軽にできる健康法となっています。

 そういった中で、私は当初、気功でみんなの病気が治せたらな!!と思い、氣功を始め、みなさんと共有したいと、教室を開いた訳です。気功の良さ、奥の深さがわかってくると(まだまだ未熟)、これは今までのものとはちがった不思議な力があると感じるようになり、続けるているのです。

 疲れにくくなって、風邪を引かなくなり、毎日の気分がいいのは気功の効果だと思っています。

 気を感じるようになると、緑の中、山、海等が新鮮で、美しく気持ちいいと感じられるようになりました。

posted by 院長 at 12:17 | Comment(2) | TrackBack(0) | 氣功入門