2012年01月03日

鍋島古事記会&山岡鉄舟

みなさん、お正月は、どう過ごされましたか?

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松原神社に奉納されています。氷を彫刻した龍です。

今年は、辰年ですから、昇龍していきたいですね。


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今日は、川上にある、與日姫神社で、参拝し、縁起が良いホテル「龍登園」で食事をし、古事記会を行いました。

その前におみくじを引き、今年は、小吉でした。


夕立の

やまなくに
日はくれて
行きなやみ
たる
山の坂道



あせらばあせる程 苦しみ
多く 騒げばさわぐ程損を
する災い添う運です けれど
何事も控え目にしてして心静か
に身を守り信神怠らなければ
却って後は大の幸福なり


と書いてありました。

神の教

 我心我欲をはろうて胸は清い高峰の 月の光

胸の苦しみ、心のもだえ、よくよく考えてみれば、我が身びいき身勝手から起こってい
る。我欲を捨て、他人の幸福を念じる心になり切れば、広らかな、すがしい気持ちに
かわってくる。そうだ何も神様におまかせして、神様と御一体になるまで、お祈り
をつづけましょう。


おみくじの内容を心に受け止めて、自分自身を戒めないといけないですね。

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龍登園で、個室をお借りして、新年会も含め、今日は4人で行いました。

縁起良く、今年も今日から始めて行きます。


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食事は、龍登園が自ら、無農薬野菜を作って、食材に出していておいしく頂きました。

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その後、佐賀県立美術館へ向かい、山岡撤収が行われているということで、行ってきました。

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山岡鉄舟とは

激動の幕末・明治を駆け抜けた
剣・禅・書の達人

天保7年、旗本・小野朝右衛門の子として生まれる。母は塚原ト伝の流れをくむ。

千葉周作に北辰一刀流の剣を学び、20歳の時に、刃心流槍術の山岡静山に入門した。
静山が早世したため、静山の弟で高橋家の養子となっていた精一(後の高橋泥舟)に請われ、静山の妹・英子と結婚し山岡家を継いだ。

安政3(1856)年、剣の腕を買われ幕府講武所の剣術世話役心得に取り立てられた。
その剣技は「鬼鉄」と恐れられた。

安政6(1859)年には清河八郎と結び、尊皇攘夷党を結成した。

文久2(1862)年、浪士組取締役に任命され翌年上洛するが、清河の建白書提出を受けて程なく江戸に帰還した。

その後山岡は浅利又七郎に剣を学び、修行を重ね「剣を捨て、剣に頼らぬ」の境地に達し、一刀流正伝と秘剣・瓶割刀伝授される。

大政奉還後の明治元(1868)年3月には、勝海舟の使者として新政府軍東征大参謀の西郷隆盛を単身訪問し、静岡で会見、徳川家救済と戦争回避を直談判し、江戸城無血開城のきっかけを作った。

維新後は、茨城県参事、伊万里県権令を歴任し、明治5(1872)年には明治天皇の侍従となった。
そして、宮内庁の要職を歴任する傍ら、剣と禅の修業に精進し無刀流を開いた。

晩年は、子爵を授けられ華族に名を連ねている。

明治21(1888)年7月19日午前9時15分、座禅のまま往生した。
享年53歳。


山岡鉄舟が発した言葉がいくつかあります。


宇宙と自分は、そもそも一体であり、
当然の帰結として、人々は平等である。
天地同根、万物一体の道理を悟ることで、
生死の問題を越え、与えられた責務を果し、
正しい方法に従って、衆生済度の為に尽くす。


晴れてよし 曇りてもよし 富士の山
もとの姿は 変わらざりけり


剣法を学ぶ所以は、ひとえに心胆練磨。
もって、天地と同根一体の理を果たして、
釈然たる境に、到達せんとするにあるのみ。


どの道でも、師匠に選ぶには最善の人にするべきだ。


無刀とは、心の外に、刀が無いこと。
敵と相対するとき、刀に拠ることなく、
心を以って心を打つ、これを無刀という。




美術館で、一番心に響いた言葉は

「命もいらず 名もいらず 官位も金もいらぬ このような始末に困る人でなくては 困難を共にして国家の大業成し遂げることは出来ません」



詳しくは下記のURLをクリックしてください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E5%B2%A1%E9%89%84%E8%88%9F

もっと詳しく書きたいが長くなるので、山岡鉄舟という人物を追いかけて見てください。

すごい人です。

佐賀県立美術館では、山岡鉄舟のことが開催されていますので、足を運んでみてください。

posted by 院長 at 19:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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