2009年06月24日

学校の先生からの質問

ある学校の先生から質問を受けました。

その質問とは?
「今の子供たちはなんで姿勢が悪いのでしょうか?」「また体力もないし、なんとかせんといかんって思っているのだけど…。」と質問を受けました。

素晴らしい先生ですね〜。子供たちのことを真剣に考えてくれているなんて。こんな先生は大好きです。

答えは

一言で言うと、「ライフスタイルの変化」が原因です。

つまり、便利な世の中になったのが原因であります。

「じゃあ、どおしようもないの?」

「いやいや、大丈夫ですよ。」

今の子供たちはなぜ、姿勢が悪いのか?

まず、体を支えている場所を探せばいいわけです。

「体の姿勢が悪い人、あるいは腰痛や肩こりなど慢性的に痛い人のほとんどが、かかとに重心があり、しかも外側にあります。」

「かかとに重心があることで、体を横から見ると、臀部が、中心より後方にあります。だから重力の関係上、上半身が前方に倒れないと体のバランスがとれないのです。だから姿勢が悪く見えるのです。」

じゃあ、なぜそうなるのでしょう?

「それは、きれいになった道路も関係あるのですが、靴もデザイン性ばかりが重視されていて、体の機能性を考えて造られていないのも原因です。」

「元々、日本人は、下駄草履でした。鼻緒がついていて、指にはさんで、指先にもしっかりと体重がかかっていました。それで、体のバランスを取っていたのです。」

「日常で、土の上や玉砂利などのある庭とかだったら、裸足になったほうがいいですよ。」

「立っているときや、歩くときは、足の親指を意識していけば、姿勢は正しくなります。」

体力がないのは?

「これは、やはり最近の子供たちは、外でみんなで遊んでいるのを見かけなくなりましたね。」

「僕たちの子供の頃は、小学校6年生から幼稚園生まで、かくれんぼや鬼ごっこ、缶蹴りとか、あるいは野球など、毎日外で遊んでいました。だから、そこで体力なんかもついたのではないでしょうか。」

「最近は外に行かなくても、家の中でゲームで遊べるので、体を使わなくても遊べますからね。」

「それと、もうひとつ一番重要なのが、栄養ではないでしょうか。」

「ビタミンやミネラルの1日の摂取量は決まっていますが、ホントにみんな一緒なの?と疑問を持ちます。」

「栄養素は、体を使えば使うほど、エネルギーとして逃げていきます。だから体を使うことにより栄養不足ではなく低栄養状態ではないでしょうか。」

「最近の野菜は、昔の野菜の5分の1の栄養しかないといいますし…。」

整体で、悪い姿勢をリセットするのも大事ですが、その後のケアは、もっと大事だと思います。

食物は、日本も考えていかないといけないと思います。

科学肥料ではなく有機肥料を使い、栄養価の高い安全な食物を作っていくことが大事だと思います。

子供だけでなく、大人も、これからは意識して、健康について考えていかないといけないと思います。
posted by 院長 at 21:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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