2007年06月19日

心の病に栄養学の視点!!

今回は、整体とはまったく関係ないのですが、最近ではもっとも多い病気がウツやパニック障害、その他にキレやすい人等じゃないでしょうか。

そこで、今回は精神疾患などの心の問題に食が心身に及ぼす重要性についてお話します。

現代医学では食事で改善できる症状でも投薬治療が主流になっています。

食生活の中で、主食のコメではなく、糖分の多い清涼飲料や菓子で腹を満たすような乱れた食事は脳の機能低下を招き、うつ状態・イライラ・不安・粗暴行動などの原因になりえます。


1977年 米上院特別委員会で、犯罪者には血糖値が異常に低い人が多く、栄養の乱れは精神的な問題と関連があると報告されています。

● なぜ栄養が偏ると精神的な問題が起こるのか?

 脳の働きには、炭水化物が分解されてできるブドウ糖が欠かせない。
 ゆっくり消化される穀物やイモだと、血中のブドウ糖も安定供給され、脳は正常に働く。

 しかし、同じ炭水化物でも、砂糖は二つの分子が結合した二糖類だから、分解吸収が早く、血中のブドウ糖は急増する。
 体は血糖値を下げるためすい臓からインスリンを出すが、それを繰り返すと、インスリン過剰分泌されて低血糖に陥りやすくなり、脳は『栄養欠乏』になる。
 
 さらに、体は『攻撃ホルモン』と呼ばれるアドレナリンを放出して血糖値を上げようとする。そのようにして起こる頭痛やイライラ・不安・無気力・キレるなどの状態を低血糖症と呼んでいる。

 食事を見直し、必要な場合はサプリメントで栄養素をした結果で、不登校、家庭内暴力、統合失調症などが改善したケースはいくつもあります。

 甘いものをせっせと食べていては、糖をエネルギーに変えるビタミンB群などが欠乏してしまうから、健康は維持できない。
 
 基本はコメを主食とした適正な食事。
 
 日本と違い、米国やカナダなどでは、心の病を体内のビタミンやミネラルなどのバランスを見て治療する『分子整合精神医学』が進みつつある。


● 最近、些細な動機による重大事件が目立つ。

 現代人の脳は栄養欠乏で悲鳴を上げていると感じます。
 心の教育やカウセリングの必要性ばかり叫ばれていますが、心の病にも栄養学の視点を取り入れないと根本的改善はしないだろう。

※ 上記の内容は岩手大学名誉教授の大沢 博先生・東京新宿溝口クリニックの溝口 徹先生の講習を受けた内容を書き込みました。

気になる方は、「食事で治す心の病 心・脳・栄養―新しい医学の潮流」(第三文明社)を読んで見てね(^^)
posted by 院長 at 11:50 | Comment(0) | TrackBack(2) | 健康情報!
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