2008年04月18日

 「5大ビタミン欠乏症」と呼ばれる病気があることをご存知でしょうか。<span style="color:#CB0000;">脚気、ペラグラ、壊血病、くる病、悪性貧血−−いずれもビタミンが欠乏することで起こる疾患です。食生活が豊かになった現在ではさほど心配する必要はないが、過去には多くの人を悩ませ、これらの研究をする過程でビタミンが発見され、注目されてきたのであります。その歴史をひも解いてみましょう!

兵士たちの病気から発見されたビタミン

 ビタミンが発見されるまで、不可解な症状に悩まされる人は後を絶たなかったのです。とくに15世紀中ごろから17世紀中ごろまで続いた大航海時代には、多くの船乗りたちが壊血病で死んでいきました。インド航路を発見したあのヴァスコ・ダ・ガマも、半分以上の船員を壊血病で失い、命からがらポルトガルに帰還したといわれています。

 謎の病を防ぐ方法を発見したのは、ジェームズ・リンドというイギリス海軍の船医。彼は18世紀中ごろ、兵士たちを相手に実験を行い、オレンジやレモンなど柑橘系の果物が壊血病を予防することを知ったのです。以来、イギリス海軍ではライムジュースを兵士たちに支給するようになったといいます。

 さらに、19世紀末にはオランダの医学者、クリスチアーン・エイクマンが米ヌカの中に脚気に効く有効成分を発見。さらにポーランドの化学者、カジミール・フンクが抽出した成分にはアミンが含まれていたため、フンクはこれを「生命のアミン」、すなわち「ビタミン」と名づけたのです。

 このビタミン発見の歴史には裏話がある。じつはフンクより1年前、日本の農化学者、鈴木梅太郎が同成分の抽出に成功していたのです。彼はこの成功を世界に向けて発表したが、論文の翻訳ミスがあったため、「新しい栄養素」としてアピールできませんでした。結局、せっかくの発見も国外ではまったく注目されなかったのです。


5大ビタミン欠乏症って?

ビタミンB1が不足すると…脚気

 脱穀によってビタミンB1が失われた白米を常用している地方に多発していました。当時は食生活が貧しかったことから、副食では十分にビタミンB1を摂れなかったからです。日本でも明治時代には、1年に1万人も死亡者が出ていた病気です。腱反射の消失、心臓の肥大をもたらします。

ナイアシンが不足すると…ペラグラ

 ナイアシンとはビタミンB3のことです。アルコール依存症で偏食の人に見られます。イタリア語で「荒れた肌」という意味。皮膚の炎症、消化器系の異常、中枢神経の異常が起こり、痴呆もあらわれます。

ビタミンCが不足すると…壊血病


 6世紀から18世紀の大航海時代には、この病気の原因が分からなかったため、海賊以上に恐れられていました。歯茎や皮膚などからの出血や貧血、体重減少、免疫力の低下などが起こります。

ビタミンDが不足すると…くる病


 成人の発症は骨軟化症と呼ばれる。かつては日照の少ない地方で多発していました。日光浴をするとくる病が起こらないのは、皮膚でプロビタミンDからビタミンDが作られるためです。カルシウムが骨に沈着せず、骨が盛り上がることで、肋骨のこぶや鳩胸、低身長などが起こります。

ビタミンB12が不足すると…悪性貧血


 昔は原因不明で死に至ることもあったため、悪性貧血と名づけられました。黄疸などの症状が見られ、血液中に異常に大きい赤血球が出現する進行性の貧血。


あなたも潜在性ビタミン欠乏症!?

 「なんとなく元気がない」「肌荒れがひどい」「体がだるい」。そんな不調を抱えている人は要注意です。ビタミン不足による「潜在性ビタミン欠乏症」の可能性が大だからです。ビタミンの体内貯蔵量が減ると、明らかな病気にまでは至らないものの、体がつねにイエローサインを出すようになります。背景にあるのはインスタント食品や外食、極端なダイエット、偏食など。環境や流通事情の変化で、野菜や果物に含まれるビタミンそのものが減っているという見方もあります。

ビタミン不足にならないように、食生活には十分に留意しましょう。サプリメントを効果的に取り入れるのもおすすめです。とくに効果的なのは、マルチビタミン。最近はミネラルを多く配合したものも増えており、必要な栄養素をバランスよく摂取できるようになっています。
「ビタミン不足が恐れられた時代は過去のもの」と片付けず、しっかりビタミン摂取するよう心がけたいものですね。


posted by 院長 at 18:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | 健康情報!

 なんか、僕だけ場違いな格好をしていましたが…(/-\*) ハジュカチ…


NPO法人へーなん会 名刺交換会の様子NPO法人へーなん会 2次回の解散前を覗いてみてください。

二次会は、ソロンの平川社長が暴走して大笑いでした(笑)

しかし、面白かったですね〜。

次回は、まちブロオフ会をしないとね(^^)

へ〜なん会で感心するのは、新しい街なのに、各店主さんや、企業の方がよくまとまっているな〜と思いました。

すばらしい人たちですね。

きっかけをつくった、水の魔法使い2号さんもすばらしい方ですね(^^)

ナジャの店主さんもおしゃれな方で、すばらしい方でした。

へ〜なん会の理事長を務める一楽堂さんは、自家栽培した野菜などを使って、ラーメンのダシに化学調味料を一切使っていないというこだわり、体に配慮したものをみなさまに食べてもらっているというのに感動しました。

posted by 院長 at 11:21 | Comment(6) | TrackBack(0) | 日記

2008年04月17日


生活習慣病の予防に効果

 ビタミンEには、女性ホルモンのバランスを整えて生理不順を防止し、生殖機能を正常に保つ働きがあります。

 また、末しょう血管を広げ、血行を良くするので、栄養が体のすみずみまで行き届き、冷え症や肩こり、白髪を防ぐなどの効果もあります。

 さらに、ビタミンEがもつ抗酸化作用(物質が酸化するのを防ぐ作用)は、生活習慣病の予防に効果のある大切なものです。細胞を構成する不飽和脂肪酸が酸化されて出来た過酸化脂質などのフリーラジカルは、細胞膜を破壊し、細胞の老化を促進します。

 そして、過酸化脂質は、血管を傷つけて動脈硬化を引き起こします。ビタミンEを十分取っていると、過酸化脂質やフリーラジカルの害を防ぎ、生活習慣病、ひいては老化を予防することが出来るのです。



不足すると顔や体にシミ、ソバカスが増える

 ビタミンEが不足すると、顔や体にシミやソバカスが増える、流産しやすい、手足が冷える、しもやけができる、肩凝りがひどくなる、などの兆候が現れます。
欠乏症としては、貧血、え死性筋疾患、反射低下、歩行困難、眼球まひなど、様々な症状が現れます。
posted by 院長 at 15:30 | Comment(0) | TrackBack(2) | 日記