最近、軽い人、重い症状の人を含めて膝が痛いという患者さんが増えています。
一説には、膝関節の軟骨が、すり減っているから半月版が損傷しているから。と言われていましたが、骨には痛み信号を脳に送る神経がありません。
しかし、患者さんは膝が痛い。
私も以前は、お医者さんが言っているように、膝の軟骨が…とか思っておりましたが、疑問も感じていました。
患者さんに検査をしていくと、膝が悪い方の、大腿部(大腿直筋など)の筋肉、臀部の筋肉等が、筋力が低下しています。
また、腰の深層部の筋肉が硬くなっています。
筋力が低下しているので、体重を支えないといけない脚に負担がかかり、膝の周りの筋肉が収縮し、血管や神経を圧迫し、血液の循環が悪くなり、痛みを神経が脳に信号を送っていると考えています。
先日も、箱根駅伝に出場している大学の選手が、走ると膝が痛くなると行って来院されましたが、やはり、大腿部、臀部等の筋力が低下していました。
膝の周りの筋肉と大腿部、腰部臀部筋等の筋肉を緩めて、筋肉の筋力低下を元に戻せば、痛みは軽減、あるいは消失します。
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