新潟大学大学院歯学総合研究科教授 阿保徹
目からウロコ…の研究術 〜21世紀の医学〜
の講演会のお知らせです。
詳細は、http://sukkiri.area9.jp/article/0091422.html
免疫反応は36度以下ではうまく働かない
世界的に大流行している新型インフルエンザですが、この病気に対処するには、どうしたらいいのでしょうか。
結論からいうと、病気から体を守り、病気を治すシステムである、免疫の力を高めておくことが重要になります。この免疫がうまく働かないと、ガンや生活習慣病、リウマチ、インフルエンザなどの病気にかかってしまいます。
では、免疫を高めるには「無理しないで休む」「体温を上げる」「薬にたよらない」ということがぽいんとになります。
1.無理しないで休む
あらゆる病気は、自律神経(意志とは無関係に内臓などの働きを調整する神経。交感神経と副交感神経がある。)のバランスがくずれて白血球中に顆粒球が増えるかリンパ球が過剰に増えるかのどちらかが原因で発症します。自律神経はストレスで乱れるので、深刻に考えず、つらいことからは離れる、働きすぎずに休養をとることが大切です。
2.体温を上げる
免疫力を高めるには、体を冷やさず、積極的に体を温めることが重要です。ふだんから歩くことや体操、入浴で体温を上げ、免疫力を強化してください。インフルエンザに感染したときは、体は発熱することでウィルスとの闘いに勝とうとします。ですから、体を冷やさず、積極的に体を温めましょう。
感染後は、寒い場所を避け温かい食べ物や飲物をとり、寝具やパジャマを厚めにし、湯たんぽなどで体を温めることが大事です。ぐっすり寝て、びっしょり汗をかいて熱を下げる習慣をつけてください。
36度以下の低体温では、、この「汗をかいて熱を下げる」という免疫反応が、うまく働きません。低体温のひとは、ふだんから歩くことや、体操、入浴で体温を上げましょう。
3.薬に頼らない
薬を飲むのは、痛み、熱、腫れなどの症状をおさえるためですが、これらはどれも治療反応です。薬はその治療反応をおさえ、免疫力の低下をもたらします。したがって、あまり薬に頼らないほうがいいのです。
平熱が一度上がり、病気の発症がゼロ
ところで、体温を上げて免疫力を回復させるうえで、もう一つ大切なことが、毎日の食事です。
肉類、脂っこい食べ物、冷たい食べ物は、免疫を乱しやすいので、あまりとるべきではありません。一方で、玄米、緑黄色野菜、キノコ類、海藻類、豆類などは、自律神経のバランスを整え、免疫力を正常化するので、積極的にとりたい食品です。
特に玄米は、食物繊維が多いので、大腸や小腸が活発に働くようになります。免疫力の回復には、血流を促し、低体温から抜け出すことが必要です。こうした腸管が活発に働き、副交感神経が優位になると、血行がよくなり、体温が上昇し、免疫力が上がります。
また、食物繊維は、腸内の活性酸素(悪玉酸素)を除去し、老廃物を排出するので、玄米を食べると腐敗臭の少ない黄色い便が出ます。
また、玄米には、食物繊維、ミネラル、ビタミン、たんぱく質、糖質といった、免疫活動に必要な栄養がバランスよく含まれています。発芽に関連した生命エネルギーも体に補充されて、体調よくなったと実感できるのです。
実は、阿保先生も、10年前に玄米食に替えたことで、13キロの減量に成功しました。玄米にしたら、黄金色の便が出て、平熱が1度上がり、怒ることもなくなりました。現に全く病気を発症しないことが、免疫が正常化している証拠でしょう。
目からウロコ…の研究術 〜21世紀の医学〜
の講演会のお知らせです。
詳細は、http://sukkiri.area9.jp/article/0091422.html
免疫反応は36度以下ではうまく働かない
世界的に大流行している新型インフルエンザですが、この病気に対処するには、どうしたらいいのでしょうか。
結論からいうと、病気から体を守り、病気を治すシステムである、免疫の力を高めておくことが重要になります。この免疫がうまく働かないと、ガンや生活習慣病、リウマチ、インフルエンザなどの病気にかかってしまいます。
では、免疫を高めるには「無理しないで休む」「体温を上げる」「薬にたよらない」ということがぽいんとになります。
1.無理しないで休む
あらゆる病気は、自律神経(意志とは無関係に内臓などの働きを調整する神経。交感神経と副交感神経がある。)のバランスがくずれて白血球中に顆粒球が増えるかリンパ球が過剰に増えるかのどちらかが原因で発症します。自律神経はストレスで乱れるので、深刻に考えず、つらいことからは離れる、働きすぎずに休養をとることが大切です。
2.体温を上げる
免疫力を高めるには、体を冷やさず、積極的に体を温めることが重要です。ふだんから歩くことや体操、入浴で体温を上げ、免疫力を強化してください。インフルエンザに感染したときは、体は発熱することでウィルスとの闘いに勝とうとします。ですから、体を冷やさず、積極的に体を温めましょう。
感染後は、寒い場所を避け温かい食べ物や飲物をとり、寝具やパジャマを厚めにし、湯たんぽなどで体を温めることが大事です。ぐっすり寝て、びっしょり汗をかいて熱を下げる習慣をつけてください。
36度以下の低体温では、、この「汗をかいて熱を下げる」という免疫反応が、うまく働きません。低体温のひとは、ふだんから歩くことや、体操、入浴で体温を上げましょう。
3.薬に頼らない
薬を飲むのは、痛み、熱、腫れなどの症状をおさえるためですが、これらはどれも治療反応です。薬はその治療反応をおさえ、免疫力の低下をもたらします。したがって、あまり薬に頼らないほうがいいのです。
平熱が一度上がり、病気の発症がゼロ
ところで、体温を上げて免疫力を回復させるうえで、もう一つ大切なことが、毎日の食事です。
肉類、脂っこい食べ物、冷たい食べ物は、免疫を乱しやすいので、あまりとるべきではありません。一方で、玄米、緑黄色野菜、キノコ類、海藻類、豆類などは、自律神経のバランスを整え、免疫力を正常化するので、積極的にとりたい食品です。
特に玄米は、食物繊維が多いので、大腸や小腸が活発に働くようになります。免疫力の回復には、血流を促し、低体温から抜け出すことが必要です。こうした腸管が活発に働き、副交感神経が優位になると、血行がよくなり、体温が上昇し、免疫力が上がります。
また、食物繊維は、腸内の活性酸素(悪玉酸素)を除去し、老廃物を排出するので、玄米を食べると腐敗臭の少ない黄色い便が出ます。
また、玄米には、食物繊維、ミネラル、ビタミン、たんぱく質、糖質といった、免疫活動に必要な栄養がバランスよく含まれています。発芽に関連した生命エネルギーも体に補充されて、体調よくなったと実感できるのです。
実は、阿保先生も、10年前に玄米食に替えたことで、13キロの減量に成功しました。玄米にしたら、黄金色の便が出て、平熱が1度上がり、怒ることもなくなりました。現に全く病気を発症しないことが、免疫が正常化している証拠でしょう。
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