2007年09月14日

質の高い睡眠で身体を新生する 1

  何時に寝るかが睡眠の質を左右する

 人間に必要とされる睡眠時間は諸説ありますが、通常1日7〜8時間を欲する人が多いようです。睡眠は長さも大切ですが、なにより「質」がものをいいます。

 寝ても疲れが取れない原因は「睡眠時間」「眠りの深さ」の2つにあります。

 人間の身体には「時計」があります。いわゆる体内時計というもので、、からだは体内時計にしたがって、生理機能を働かせています

 朝は日が昇るにつれて体温が上昇し、日が暮れる夕方にピークを迎え、それ以降は、徐々に下がっていきます。人類が昼も夜もなく活動するようになったのは、たかが百年。
 
 それまでは何百年ものあいだ、暗くなったら眠り、明るくなったら起きる生活を送ってきました。太古から受け継がれてきた人間の遺伝子は、身体が太陽の動きと合わせて動くよう、おのずと設定されているのです。

 日中は「体力を発散する時間帯」で、夜は「体力を補充する時間帯」です。

 夜も活動時間にして、日中と同じように体力を消耗していると、疲労を回復し、体力を養う時間が不足して、どっと疲れてしまうのです。

 かといって、夜更かしした分、朝寝坊すれば採算が合う、という単純なものでもありません。

 朝が近づくと、太陽の上昇とともにからだは活動の準備を始めます。そのため、体力を溜め込む作業がストップし、いくら寝ても疲労感がぬぐいきれないという悪循環を生むのです。

 体力の貯蔵、身体の回復に脂がのるピークの時間帯は夜10時から深夜の2時です。

 たとえば、深夜の3時に寝て10時間睡眠をとるより、夜11時に寝て朝7時に起きるほうが、ずっとからだの疲れが取れているはずです。

 ですから、日付が変わる12時前には就寝することが大切です。理想をいえば夜10時、11時頃がベストです。

 また、眠りの深さも、睡眠の質を左右します。眠りが浅いと、身体は十分に休めません。生活リズムの乱れで眠りが浅くなることもありますが、五臓の肝の緊張や心の過亢進など、内臓の不調、日中に蓄積された精神的ストレスで、夜の睡眠が阻害されることもあります。

 ちなみに私は取り扱いできませんが漢方処方に配合される酸棗仁(さんそうにん)という木の実は一種の脳の栄養剤で、深い眠りに導く働きがあります。

 睡眠薬とちがい、習慣性がなく、昼間は脳が働き、眠くなることもない自然の薬で、眠りの浅い人にお勧めです。

※ 酸棗仁(さんそうにん)は東京薬科大学講師の猪越先生の談義より
posted by 院長 at 16:15 | Comment(7) | TrackBack(1) | 健康情報!
この記事へのコメント
>展覧会の絵 店長さん

金山はいつですか?

空いていればいいですよ(^^)
Posted by つかはら施術院 院長 at 2007年09月15日 17:49
>仙人さん

先日はお初のご対面ありがとうございます。

お店にも遊びにきてくださいね(^^)
Posted by つかはら施術院 院長 at 2007年09月15日 17:47
追伸:仙人さんはインドア派?アウトドア?
どっぷりインドアの私ですら行く気満々なんで
一緒にいかがっすか?
Posted by 展覧会の絵 店長 at 2007年09月15日 16:18
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Tracked: 2007-09-15 03:36